やはり、アドマイヤムーンは強かったですね。
3歳の春から世代で一番の能力を感じていましたが、クラシックでは結果を残せませんでした。
夏以降は古馬相手にも良いレースをしていましたが、正直もうこれ以上強くはならないのかな、と見ていました。
ところが今年に入っての京都記念、ドバイでの勝ちっぷりは成長どころか、凄みすら感じさせました。
今回も楽勝までと思っていましたが、この勝利で現役最強はこれということで良いでしょう。
アドマイヤー武のコンビ解消の件もあって、中々肩入れし辛い部分も出来てしまいましたが、馬には責任はありません。
秋には欧州のGⅠでも期待したいところです。
メイショウサムソンは、自分の考えていたよりも余程強い馬でした。
今回も速い流れを自分から動いて行っての2着は強い内容。
こういう馬がいると、競馬が面白くなるし、レースの内容も良くなりますね。
注目したポップロックは1・2着とはやはり距離適性の差でしょうか。
ちょうど4角で離された分だけ、負けてしまいました。
内で上手くやってもらいたかったところですが、馬場状態もあってのレース運びでしょうから、仕方ないですね。
もう1頭の注目のカワカミプリンセスは、良い競馬を見せてくれました。
もう少し後ろからになるのかと思っていましたが、好位から堂々の競馬。
飛ばした前が早く下がってきたせいで、4角で先頭に立ってしまう厳しい流れでしたが、最後まで良く頑張っています。
やはり、能力の高い馬ですね。
ダイワメジャーの馬体減にはちょっとビックリしました。
パドックでも、元々がスカッと見せる馬ではありますが、やはり細く見えました。
馬場が悪かったのは、去年はもっと悪い馬場でちゃんと頑張っていましたから、敗因としては弱いでしょう。
かなり馬込みの中で揉まれるようなところもありましたが、もともとそんな所に弱さがあった馬ではありますが、最近の競馬からすれば、やはり今回の敗因としては弱いでしょうか。
これだけ厳しい流れになれば、やはりちょっと距離が長い?
そんな負け方では無かったですね。
いずれにしても、意外な負けっぷりでした。
ウオッカは今回も良いと思われていた内枠が、馬場が悪くなったことによって裏目に出ました。
内で上手く折り合えたダービーと違って、ガラっと空いてしまった内で折り合いを付けられませんでした。
元々が引っ掛かるようなところがあって、それが距離の不安にもなっていたところですが、スローになったダービーでは上手く折り合って、速く流れた今回は折り合えなかったのは皮肉なところです。
それでも、ズブズブに沈むかとも思えましたが、最後まで踏ん張っていましたね。


春のGⅠもこれでお終い。
高配当がやたらと話題になりましたが、自分としてはそう意外な結果のレースは無かったですね。
むしろ、面白いレースが多かったように思います。
特に天皇賞宝塚記念は、ディープインパクトのいた時よりは遥かに面白い競馬でした。