今週はドバイWC。
この時期になると、思い出すのはホクトベガのことです。
あの日、朝起きて点けたテレビのニュースでホクトベガの死を知らされた時のショックは、未だに忘れることは出来ません。


ホクトベガの競馬で一番印象に残っているのはフェブラリーSです。
ダートに転じて交流競走で圧勝を続けていた彼女でしたが、中央のメンバー相手にはどうか、と思われていたと思います。
実際、1番人気ではなかったと記憶しています。
しかしレースではそれまでどおり、3角で先頭に立つあの圧巻のレース振りで楽勝。
鞍上も一番勝ち鞍を上げていた時期だったでしょうか。
その中でもこの馬との競馬は最も魅力的なもののひとつでした。


今ではドバイに限らず、海外に行けば勝ち負けを期待してしまう時代になりましたが、このホクトベガの死以来、特に海外遠征に関しては、とにかく無事で、というのが自分の第一の期待になりました。
今年もみんな無事に帰ってきて、また日本でも走る姿を見せてもらいたいものです。