いや、嵌ってしまいましたね、自分の願望が。
無理な願望とは言ったものの、自分なりの根拠?はありました。
それは前2走のファイングレインのスタートと位置取りについて、行けなかったのか、敢えて行かなかったのか、というところです。
自分には、ジョッキーが敢えてゆっくり出して行ったように思えました。
敢えてゆっくり出すことで、この距離の流れを覚えさせているように思えたのです。
元々が中距離ではあっても、前で競馬をするスピードがある馬ですから、いくらこの距離でもあそこまで極端に行けないわけは無いですから。
特に前走はそれでいてのあの勝ち方ですから、時計以上の強さと騎手の余裕を感じたわけで。
だから今回はあそこまで極端な競馬にはならないだろうと。
このコースですから、4角で内にスペースが出来ないという事もないだろうし、あとはそこから少しだけ外に出してどれだけの脚を使えるか、というところでした。
もちろん素人の勝手な思い込みではありましたが、グリーンチャンネルで元ジョッキーが同じような解説をしているのを見て、間違った見方でも無かったんだな、とひと安心。
フサイチリシャールが早めにスパートしたことに助けられた部分もありましたが、それでも一気に時計を2秒も縮めて勝ち切ったのは強いの一言。
それにしても、こちらの思い描いたとおりのレース振りでの快勝。
気持ちの良い競馬になりました。


キンシャサノキセキはやはりこの距離なら、というところを見せました。
パドックではこれまでの体に比べると少し立派には見えましたが、この距離を使うのならあの位の余裕があったほうが良いのかもしれません。
道中もしっかり我慢が効いていました。
完全に目標にされた分負けましたが、内容的には勝ちに等しいです。
あとは今後どういう使いかたをするのか、ということですね。
スズカフェニックスは、大きな出遅れではなかったですが、最内から行く気で後手を踏んだのは痛かったですね。
その後は完璧に乗れていただけに、ジョッキーを責めるのは可愛そうでしょう。
終いはさすがの脚でした。
ローレルゲレイロは先手を取るまでは楽でしたが、その後はやはりそう楽はさせてもらえませんでした。
今後距離を戻しても、流れ次第というところはあるでしょう。
スーパーホーネットは力のあるところを見せましたが、やはり初距離というところは大きかったでしょうか。


自分の願望が叶ったことを差し引いても良いレースだったと思えるだけに、ここにサンアディユがいなかったのは残念でした。