雨が上がって馬場自体は思ったよりも回復したものの、結果としては馬場がやはり影響したと言ってよいでしょう。
馬場適性と言う形ではなくて、コースの取りかたという形でしたが。
馬場の悪い時の府中ではもうお馴染みになった感じですが、内を開けて競馬を繰り返すうちに、余計に外を走りすぎてまだ馬場の良い内目がポッカリと開いてしまう形。
去年のヴィクトリアマイルなどはその典型でした。
昨日も9Rでは既にそこを狙って差し切った馬がいましたから、メインでも誰がそこを狙ってくるのか注目していました。
だからと言って流れ次第になりますから、何がそこを狙うかを予想することは出来ないんですけど。


そして上手くそこを狙ってきたとは言え、ディープスカイは完勝。
出負け気味のスタートを切った時はドキッとしましたが、ジョッキーはどう乗っても勝てるという感じで落ち着いたものでした。
距離伸びてダメという感じはしないですから、アドマイヤコマンドとの再戦が見たいですね。
今年の一連の流れの中で、期待を裏切った馬の評価を必要以上に下げないように、と言っておきながら、皐月賞組の中で一番能力を高く見ていたブラックシェルの評価を下げてしまったのは失敗でした。
しかも府中での走りが見たい、とまで言っておきながら。
この馬の福寿草特別の走りを見て、これまでのクロフネ産駒とはちょっと違う、と思ってしまいましたが、昨日の競馬を見ればやはりこの馬もクロフネの仔ですね。
自分だけでなく、これまで乗ったジョッキーもあのレースに惑わされていたのでしょうか。
コース取りといい、ジョッキー好騎乗でした。
しかし、この厩舎ですから次はダービーでしょう。
自分としてはマイルのほうが良いとも思えませんし、ダービー直行だったら狙いたいところでしたが…
ここで乗り変わったことからも、予定通りのローテとも思えないですし…
ダノンゴーゴーもジョッキーの好判断。
やはり抑えて行って嵌った形ですが、このコース取りも他馬との適性の差を埋めたと言えるでしょう。
ファリダットはやはり行きたがるところを見せていました。
こんな馬場も良くなかったのかもしれませんが、外を選んだと言うよりは外を回らざるを得なかったという感じがしました。
パドックの気配も、馬体は素晴しいですがまだまだ若いという印象が強いです。
それだけにまだまだ成長していくのでしょうが、やはり距離はこのくらいまでにしておいた方が良さそうには思いますね。
ゴスホークケンは注文つけてハナも、直線ではバッタリ。
そうきつくは無いと思えるペースでこの止まりかたは気持ちの問題なのでしょうが、それだけにあのハナの切り方がこの馬の形だったのか、疑問が残ります。
単に逃げるということがこの馬の形では無いと思うのですが。
もっと自然体で乗れるジョッキーが合っているんじゃないでしょうか。