今年はダービーの上位馬の中に「距離伸びて」という馬がいなかったので、500万下を勝った時点で「秋はこの馬かな」と思った人も多かったでしょうね。
そう言う自分もその一人でしたが、前走の競馬振りにすっかり惑わされてしまいましたね。
そういう競馬じゃ嵌るの待ちだよ、と。
今になって思えばあれは完全にトライアル仕様。
そもそも、あそこまで極端な競馬をする馬ではなかったわけで。
しかし、権利獲りが必要な馬にあんな競馬をされては、騙されても無理無しと言ったところでしょうか。
この日の流れをどう取るかは意見の分かれるところかもしれませんが、中段から外目を自分から動いて行っての完勝ですから、この馬に関しては力が上だった、と言っても良いでしょう。
レース前の頻りに頭を上げる仕草は、この父を思い出させました。
それだけに、やはりこの距離は・・・と思ってしまいましたね。
フローテーションは走られてしまえば、やっぱりこの血か、ということになってしまいますね。
4角までに後手に回ってしまったのは、結果オーライだったでしょう。
しかし前走であんな負け方をした馬を、なかなか買えないですよ。
ナムラクレセントは、この日の流れをどう取るかによって評価が変わってきそう。
周りにいた馬がみんないなくなったことからすれば、強い競馬をしていると言えますし、単純に時計だけ見ればこの馬が一番良いところにいたとも言えそうです。


ここは、ノットアローンベンチャーナインに注目していました。
ノットアローンはああなってしまってはどうしようも無いですね。
もともとが気分良く運んでこそと言う馬でしたからこの枠はどうかとも思いましたが、鞍上にも期待して、この枠なら下げて後ろからかな、なんて思っていましたが・・・
これなら外枠からすんなり先行出来た方が良かったでしょうか。
ベンチャーナインは、4角の不利が痛かったですね。
さあここから、と言うところでしたし、最後も盛り返して来ていただけに。