結果としてはやはり有力馬が外枠に入ったことが、レースの流れにも影響した感じでした。
スーパーホーネット横綱相撲宣言?をしていましたが、如何せん終いを生かしてこその馬ですから、この枠ではあの位置取りになってしまったのも仕方の無いところでしょうか。
それでもそれなりに早めに動いていっていますし、終いもしっかり伸びていますから、十分に役目は果たしたと言ってよいでしょう。
ブルーメンブラットの前走は、瞬発力勝負でこそ、というところを改めて見せた形でした。
逆に言えば、自力で動いては、ヴィクトリアマイルのように、この距離でも少し長いということでもあったように思います。
今回は中段の内で脚を溜める理想的な形。
更に、直線の半ばまで脚を使わずに、一瞬の切れを生かすことが出来ました。
有力馬との枠順やコース取りの差もありましたが、ジョッキーの好騎乗も光りました。
今年はダイワメジャーはいなかった、というところですね。
牝馬がこのレースを勝ったのはノ−スフライト以来14年振りということですが、何に驚いたって、あれからもう14年も経っているということですね。
しかし、サクラバクシンオーを捻じ伏せたノースフライトとは、その価値は違います。


ここは、今回は溜めてくれるはず、とファイングレインに期待しました。
元々がこの距離に実績があったわけですから、距離に不安があるというのもおかしな話ですし、最近は掛かるようなところがあったのは気にはなりましたが、あれはポジションを取りに行ったから。
春の競馬で溜める事を覚えた今なら、むしろ以前よりもこの距離でのパフォーマンスも上がるはず、と思いました。
レースでは中段のインで折り合って脚を溜める、こちらのイメージ通りの競馬。
直線でもしっかりと伸びて、期待に応えてくれました。
上位2頭とは決め手の差でしょうか。
この馬が勝ち馬に進路を与えてしまったのは、自分にとっては痛かったですが。